進学
姉も兄も高卒で就職。高校3年になり、4年生に進むことが嫌になってしまった私は、他に道はないかと真剣に考えた。
出来ることが徐々に出来なくなってしまう老人。徐々に出来ることが増えていく子ども。
そう考えた時保育の道もいいなって思い始め、短大を目指した。
そんなに裕福な家庭ではなかったけど、「1人ぐらい進学したっていいべ」って賛成してくれた♪
生徒会に入ってたことと、成績とで指定校推薦の枠が貰えた。ただ願書に気持ちをぶつけただけ。もちろん受験はなかった。
どこまでラクに生きてるんだか…って思う(笑)
そしてアッサリと進学の決まった私は、卒業した瞬間に、なぜか中学の時好きだった先輩と仲良かった先輩(ややこしいww)とよく遊ぶようになった。
一言でも関係は変わる
高校の時、仲の良かった友達の中に双子が居た。同じく4年生を目指してた。双子もそれぞれ教師に片想いをしてた。
先生が好きだった頃は、ドライブ行ったとかって報告すると「すごい!!良かったじゃん」って一緒に喜んでくれた2人。
同時に2人の幸せも願ってた。
そんな中、初体験をした私。もちろん経験してる人は居たし、むしろ遅かった方だと思う。
もう1人の友達にKが相手だったことや、Kも初めて(元カノとはそんな雰囲気になれるタイミングがなかったらしい)だったことを話した。
「良かったじゃん!!どーだった?笑」
とかってワイワイしてる中、経験してない双子は居づらくなったのか席をたつ。
そして、
「気持ち悪い…」
その一言だけを残して教室を出てった。
え……。。
下ネタが嫌いな2人ではなかったはず。自慢でもないし、聞かれたから答えただけ。私が悪いの?ってなった。
きっと先越されたこととか、自分だけ幸せそうとかって思ってたと思う。
でも当時の私には、その一言で2人に近づくことが怖くなってしまった。
惚気けることも、好きな人の話をすることも…。
そして、2人が目指してる4年生に、一緒に進むことも諦めた。
定期紹介
昨日上がった動画です♪
気まぐれクックのかねこさんが大好きで丸パクリww
これ、大好きなのがすごい伝わる(笑)
気まぐれクック観たことない方は、まずそっちの動画観てからうじうじチャンネル観た方が、より伝わると思う♪
ほんとクオリティ高いです(笑)
まぁーかねこさんの捌くレベルにはまだ達してないですけどねww
それでいいんです!!むしろその方がキュンキュンする(笑)伸びしろあるってこと!!
面白かったらぜひチャンネル登録してください♪
距離さえなければ
好きだった先生はたまに学校に来てたけど、Kのおかげで普通に接することが出来、恋愛感情はなくなっていた。
Kと付き合ってみたものの、高校2年の私には特に今までとは変わりなかった。
朝から寝るまでのメールとたまにする電話。逢えることなんて2回きりのまま。逢った時の写真を送ったり、授業で作ってくれたものを送ってくれたり、想い出の品だけが先走ってた。
「逢いたい」
口癖のように毎日言い合って、言うたびに辛くなってた。
その後逢えることはなく約4ヶ月…いつものようにKから電話があった。
「ちび…やっぱ逢えないのは辛い。別れよう?」
何となくそうなるって分かってた。部活の休みがないKと、バイトなんてしてなかった私。電車賃なんて私には高すぎた。だから仕方なかった。
「そうだね。いいよ。」
不思議とそんなに辛くなかった。彼女なのに逢えない…って気持ちがある方が辛かったから。
そして、その頃には学校も楽しめてたから。
家には想い出の品だけ残されたけど、思い出すたびに楽しかったって思えた。
ちなみに、まだ実家にあると思います(笑)
ドラマ“大恋愛”
第1話見逃したけど、どうにか追いつこうと2話から観てる私。
2話からでも全然ドキドキする。そして尚も真司も愛おしくて切なくなる。介護の仕事をしてる私には勉強にもなる。
そんな第2話での話ですが…尚がパニックを起こして真司に電話で助けを求めるシーン。
「助けて!!真司!!」
私にも誰かに電話して助けて欲しい時がある。
今すぐきてって時がある。
好きな人でも、おやでも、親友でも、子どもでもいい。
実際そんな勇気もないし、無理なことも分かってるから電話なんてどこにも掛けたことない。
でも今を乗り越えればってゆー癒しの時間だけはある。
それでもいいって思えるようになった。
諦めなのか、成長なのか分からないけど、それでもいい。大丈夫って自分に言い聞かせることしか今は出来ないから。
新たな恋
高校2年。ウエイトリフティング部の札幌人O君と友達になり、遠征でワイワイ話してると「自分より背の小さい彼女が欲しいって人が北見に居るんだよね。その友達Kは162センチなんだよ。タメでラグビー部」って言われて、とりあえず連絡先交換だけすることに。
Kは起きてから寝るまでメールしてくれて、その頃まだ無料通話なんてなかったけど、親に迷惑がかからない程度に電話し合った。
私に好きな人が居ることも話したし、彼は少し前まで付き合ってた人を忘れられずにいた。
お互いの顔はO君が持ってた写真とかで知ってたけど、それ以上の関係にはならず、もちろん逢うこともなかった。
そんなある日、彼はその元彼女と寄りを戻した。「良かったじゃん!!」って言ったものの、少しだけモヤモヤしてる自分が居た。
でもK達はそう長くは続かず、またメールする毎日。そして北見まで一人で行くことになり、Kともう1人のラグビー部で遊ぶことになった。
日帰りの北見。カラオケ2時間が限界だった(笑)歌ってる途中、隣に居るKからメールがきた。
「次歌う曲、ちびのために歌うわ」
ゆずのいつかだった。
“いつかまた どうしようもなく 寂しくなったその時は どこにいても 何をしてても 駆けつけてあげるから”
泣きそうになった。そしてすごく嬉しかった。
3人で2時間のカラオケはあっとゆー間で、帰り駅のホームまで見送ってくれた。電車が動いた瞬間涙が流れて、すぐにKからメール。
「涙が止まらない。ちびのこと好きになった。付き合って欲しい」
同じ気持ちだった。でも距離もあったし、また先生に逢えば気持ちが変わってしまうかもしれない。そして逢ったのはたったの1回。だから付き合うのはやめた。
いつもと変わらない毎日を過ごし、ある時お母さんとお母さんの妹とで、ドライブ行くって話になった。
行き先は北見。わりとオープンな我が家なので、Kのことは前から話してあった。電車で北見に行ったことも。帰りに泣いたことも。
Kに話したら喜んでくれた。当日部活もあったけど、昼までだったから逢えた。
5人兄弟の3番目のK。両親が離婚して、Kだけがお母さんに着いてくってゆーすごく優しい人だった。
駅近くのセブンイレブンで待ち合わせ。2人で住むアパートまで行った。
初めての経験。そんな日だった。
2人の先生
1人目は、私と同じ歳の子を持つ体育のN先生。
2~3日連続で学校を休むと、必ず家に電話をくれて「大丈夫か?何か悩みでもあるのか?俺じゃなくてもいいから、悩んでるなら誰かに話してみるのもいいよ」って気にしてくれてた。
俺じゃなくてもいいからって言うわりに、学校行くと「どうした?来るの辛いのか?」って聞いてくるお父さんみたいな先生だったww
でも、勉強するために通わなきゃならないところなのに来る意味ないなんて言えなかった。
2人目は、元オリンピック選手のT先生。ウエイトリフティング部の顧問だった。
放課後母が迎えに来るまでチョロチョロしてるところ、廊下に響くガシャーーン!!ってゆー音。
暇潰しだったけど何回か部室見に行ってた。賑やかなところに居ないと、どんどん戻れない気がしたから。
そんなある日、T先生から「マネージャーになってみないか?」と、声を掛けてもらった。
今の自分に出来るのかって不安だったけど、賑やかで男臭すぎる部室は現実逃避出来る場所でもあった。
2~3日考えて、私はウエイトリフティング部のマネージャーになった。記録の書き方、その日出された課題を見守る。当時部員2人しか居なかったから難しいことはなかった。
大会でアナウンスもした。知り合いが増えた。男友達も増えた。1泊の札幌遠征で、風俗嬢勧誘に連れてかれないように、顧問2人と部員2人に囲まれてススキノを歩いた思い出も出来た(笑)
何よりも、気付けば笑って学校に行けてる自分に戻れてた。
部員2人が、トータル何キロ挙げてたかなんて、正直今全く覚えてない(笑)でも這い上がれた自分は一生忘れないと思う。