chibichi’s blog

見たことのない花を咲かせられる、あたたかい太陽になれるように…♪何気なく始めてみました(笑)

距離さえなければ

好きだった先生はたまに学校に来てたけど、Kのおかげで普通に接することが出来、恋愛感情はなくなっていた。

 

Kと付き合ってみたものの、高校2年の私には特に今までとは変わりなかった。

 

朝から寝るまでのメールとたまにする電話。逢えることなんて2回きりのまま。逢った時の写真を送ったり、授業で作ってくれたものを送ってくれたり、想い出の品だけが先走ってた。

 

「逢いたい」

 

口癖のように毎日言い合って、言うたびに辛くなってた。

 

その後逢えることはなく約4ヶ月…いつものようにKから電話があった。

 

「ちび…やっぱ逢えないのは辛い。別れよう?」

 

何となくそうなるって分かってた。部活の休みがないKと、バイトなんてしてなかった私。電車賃なんて私には高すぎた。だから仕方なかった。

 

「そうだね。いいよ。」

 

不思議とそんなに辛くなかった。彼女なのに逢えない…って気持ちがある方が辛かったから。

 

そして、その頃には学校も楽しめてたから。

 

家には想い出の品だけ残されたけど、思い出すたびに楽しかったって思えた。

 

ちなみに、まだ実家にあると思います(笑)